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コラム「スポーツで健康ライフ」第10回

「スポーツの秋」をもっと楽しむ3つのヒント

残暑が厳しいものの、秋の気配を少しずつ感じられる季節になりました。秋といえば「食欲の秋」「芸術の秋」「読書の秋」などの言葉があるように、さまざまな活動を楽しむのに適した季節と言われています。
真夏ほどの蒸し暑さは少ないため熱中症のリスクが減る一方、冬のような寒さもないため、秋は身体を動かしやすい季節ということで「スポーツの秋」という言葉もお馴染みですね。今回は、スポーツの秋をもっと楽しむためのヒントをご紹介します。

「スポーツの秋」という言葉がうまれたのは、身体を動かしやすい気候であることはもちろん、1964年に開催された東京オリンピックが大きなきっかけと言われています。
過去の統計から東京が快晴になる確率が高いということで10月10日に開会式が行われ、これを記念して10月10日は国民の祝日「体育の日」に制定されました。現在では「スポーツの日」と名称が変わり、日程も10月の第2月曜日と改められましたが、「スポーツに親しみ、健康な心身をつちかう」ための日という目的は変わりません。
体育の日およびスポーツの日に合わせて運動会やスポーツにちなんだイベントなどが多く開催されることから、秋はスポーツの季節というイメージが定着したようです。

スポーツの秋

ヒント1:穏やかな気候をいかして屋外スポーツを楽しむ

さて、スポーツの秋を楽しむには実際に身体をうごかして気持ちの良い汗をかくことがいちばんです。普段運動する習慣がない人も、「スポーツの秋だから」と気持ちを盛り上げてみてはいかがでしょうか。
気候の穏やかな秋は、屋外で気軽にスポーツを楽しむにもぴったりの季節です。

秋におすすめの爽快スポーツ

ウォーキング

気軽に始められるスポーツの代表格であるウォーキング。真夏や冬場に外を歩くのはあまり気乗りしませんが、気候の穏やかな秋はまさにベストシーズンです。家の近所を散歩するだけでも良いですが、紅葉を楽しみながらのハイキングもおすすめです。茨城県には紅葉の名所やハイキングコースが整備されたスポットも多いので、大自然の中でリフレッシュしながら気持ちよく身体をうごかしましょう。

サイクリング

街路樹や山肌が鮮やかに色づく秋は、景色を楽しみながらのサイクリングにもぴったりの季節です。茨城県には「つくば霞ヶ浦りんりんロード」をはじめ、「奥久慈里山ヒルクライムルート」や「大洗・ひたち海浜シーサイドルート」など各地にサイクリングコースが整備され、モデルコースも豊富に紹介されています。

ヨガ

ヨガマットがあれば場所を問わずに楽しめるヨガは、屋内だけでなく屋外でも楽しめるエクササイズです。秋はヨガ関連のイベントも多く、大小さまざまな規模のヨガイベントが各地で開催されているので、この機会に体験してみてはいかがでしょうか。

スポーツの秋

 

ヒント2:基礎代謝の高まりを利用してダイエットにチャレンジ

「食欲の秋」「味覚の秋」など、秋にはつい食べ過ぎてしまう季節というイメージもあります。また、秋太りという言葉があるようにダイエットには不向きな季節と思われがちですが、じつはそんなことはありません。
ヒトが消費するエネルギーのうち基礎代謝は季節などによって変動し、体内で積極的に熱をつくる必要のない夏場は発散されるエネルギー量は少なくなります。基礎代謝の変動は気温の変化から少し遅れるため、夏の盛りのあと、つまり秋のはじめは基礎代謝が低くなることが秋太りの原因のひとつと考えられています。
一方、冬は寒さで体温が下がらないようにエネルギーを多く放出する時期であり、秋は冬へ向けてどんどん代謝が高まってくる時期と捉えることもできます。この時期に適度な運動をすることでさらに代謝が高まり、運動の効果が得やすくなると考えれば、秋はむしろダイエットを成功させる絶好のチャンスと言えるのです。

基礎代謝をアップさせやすい秋は、ジョギングやウォーキング、サイクリング、スイミングなどの有酸素運動にチャレンジすることでダイエットの効果が出やすくなると期待できます。おいしく食事を楽しんだ分、しっかりと身体を動かして、食欲の秋とスポーツの秋の両方を楽しみましょう。

ヒント3:イベントやキャンペーンをチェックして、スポーツの秋を満喫

また、スポーツにちなんだイベントが各地で開催されるので、これらのイベントに参加して話題のスポーツを体験したり、新しい仲間との出会いや交流を楽しんだりするきっかけづくりにするのもスポーツの秋をより楽しむひとつの手です。スポーツショップやスポーツ施設でスポーツの秋にちなんだキャンペーンやセールが開催されることも多いので、この機会にスポーツウェアやグッズを新調するのもおすすめです。

スポーツに適した気温や天候になりやすい秋ですが、台風などで一時的に天候が崩れる場合があり、厳しい残暑で熱中症になるリスクもある時期です。天候や気温にじゅうぶん注意をしながら、安全に楽しくスポーツを楽しみましょう。

 

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