コラム「スポーツで健康ライフ」第17回

屋内スポーツで汗を流して梅雨をスカッと乗り切ろう

梅雨に入り雨の日が続くと外出がおっくうになり、スポーツでからだを動かす機会も減りがちです。また、梅雨のジメジメ感や気温の高まりにからだがついていけず、「なんだかだるい」「体調や気分がすっきりしない」と感じることも多いのではないでしょうか。
そこで今回は雨の日でも楽しめる屋内スポーツと、屋内でも気をつけたい運動時の熱中症対策についてご紹介します。

体育館やスポーツジムなど屋根付きの施設は、天候を気にせずスポーツを楽しむことができるため、梅雨時期の運動不足解消にはもってこいの場所です。体育館で運動すると聞くと、バレーボールやバスケットボールなどの団体競技をイメージする人も多いかもしれませんが、今回はひとりや少人数でも気軽にチャレンジできるスポーツやエクササイズを中心にご紹介します。

スポーツジムに入会したり、体育館の利用申請をしたりするのが面倒という人は、バッティングセンターやボウリング場などアミューズメント施設を活用してみましょう。ひとりでも、家族や友達と一緒でも、楽しくからだを動かして梅雨のジメジメ気分を吹き飛ばしましょう。

雨の日でも楽しめるおすすめの屋内スポーツ

スポーツクライミング(ボルダリング)

壁に取り付けられた「ホールド」と呼ばれる突起物をつかみ、全身をつかって壁を登るスポーツです。腕や脚の力だけで登るのではなく全身をつかうため消費カロリーが大きく、インナーマッスルや柔軟性が鍛えられるのでシェイプアップ効果も期待できます。何より、自分の力でゴールまで登ることができたときの達成感は格別です。

ヨガ・ストレッチ

激しい運動は苦手という人でも無理なくチャレンジできるヨガやストレッチは、気分のリフレッシュにもぴったり。深い呼吸を意識しながらからだをほぐすことで、気持ちが落ち着いたり自律神経が整ったりという効果も期待できます。

スカッシュ

四方を壁に囲まれた空間でボールを打ち合い、得点を競うインドアラケットスポーツです。初めての人でも理解しやすいシンプルなルールと、短距離壁打ちのような豊富な運動量が魅力で、屋内でしっかり運動したいという人におすすめです。

ボウリング

レクリエーションとしても人気のボウリングは、性別や年齢を問わず楽しむことができる屋内スポーツの定番です。じつは全身をつかう有酸素運動で、3ゲーム(約30分)のプレーでの消費カロリーはテニス20分、ウォーキング80分に相当すると言われています。

このほか、卓球やバドミントン、ドッジボールやスポーツ鬼ごっこなど、みんなでワイワイ楽しみながらからだを動かすことのできる屋内スポーツもおすすめです。
お近くの体育館や公民館などで活動を行なっているクラブやサークルがないか、一度探してみてはいかがでしょうか。

屋内でも注意したい熱中症

気温や湿度が高まるにつれ、熱中症リスクも高まります。直射日光の当たらない屋内でも熱中症になる危険性は十分にあるので、運動時はとくに注意が必要です。以下のようなポイントに気をつけ、安心安全にスポーツを楽しみましょう。

熱中症対策の基本
  • こまめに水分を補給する
  • 吸湿性・通気性のよい服装を選ぶ
  • 30分に1回を目安に休憩をとる
  • 体調がすぐれないときは運動を避ける

雨だからと家の中でゴロゴロしていてばかりでは、運動不足になり体力も落ちてしまいます。本格的な夏が来る前に、適度にからだを動かして暑さや湿度に少しずつ慣れておくことは夏バテ対策としても効果的です。無理せず、ほどよく、屋内スポーツを楽しみながら暑さに負けない体づくりを目指しましょう。

 

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