B.LEAGUE 2026-27シーズン開幕へ 大型補強で注目の茨城ロボッツが意気込みを語る

茨城ロボッツインタビュー

地元・茨城の誇りとなるチームを目指し、新体制で挑む

令和8年8月19日(水)、茨城ロボッツの川﨑篤之社長、落慶久ゼネラルマネージャー(GM)、県バスケットボール協会の岡田裕昭会長が茨城県庁を訪れ、大井川和彦知事を表敬訪問しました。9月に開幕する新シーズンへ向けて、大型補強で注目を集める新体制の陣容と意気込みが語られました。

今季から指揮を執るポール・ヘナレ新ヘッドコーチ(HC)のもと、日本代表経験を持つ吉井裕鷹選手や、千葉ジェッツ、琉球ゴールデンキングスでエースとして活躍したヴィック・ロー選手ら、ビッグネームを加えた大型補強に注目が集まっています。

知事との会談でも、冒頭から新メンバーや大型補強が話題になりました。「すごく注目が集まっていますね」と知事が水を向けると、川﨑社長は「前回、知事室にお邪魔した際の動画もきっかけのひとつです」と笑顔で応じ、早速、新チームのメンバーを紹介しました。

昨シーズンから選手のおよそ半数が入れ替わった今季。中でも話題に上ったのは、吉井選手、ヴィック・ロー選手、つくば市出身の小島元基選手、そして陳岡流羽選手です。

陳岡選手は、茨城県による「世界へ羽ばたくトップアスリート育成事業」出身者として、初めてプロ選手になったという縁もあります。昨季、ルーキーとして活躍した陳岡選手がチームに欠かせない存在となっていることや、地域貢献にも積極的に取り組んでいることなどが紹介されると、知事は「県のスポーツ振興事業の成果が出ていることは喜ばしい。地元出身の選手がいると、応援の気運もより盛り上がる」と期待を寄せました。

9月に開幕する新シーズンは、B.LEAGUEが新たな構造に生まれ変わる「B.LEAGUE PREMIER(Bプレミア)」の初年度です。

川﨑社長は、同じくリーグ構造を改革したJリーグや、地元クラブの鹿島アントラーズを引き合いに出し、「新リーグの元年にどのポジションにいるかが、クラブとしての今後数年の立ち位置を決めると考えている」と、開幕に向けた意気込みを語りました。

落GMも新チームと新リーグについて、「ヘナレHCのもと、茨城県の誇りとなるようなチームを目指して始動した。選手やスタッフが、茨城や水戸、ホームへの思いを大切にしながら活躍し、結果を積み重ねることで、チャンピオンシップ進出や優勝に近づくことができれば」と、今季の躍進を誓いました。

表敬訪問の様子

 

「強いロボッツ」を見せ、Bプレミアの頂点を目指す

会談後のインタビューでは、川﨑社長と落GMが記者団の質問に答えました。

新チームの姿やスタイルについては、「よりスピーディーで、激しく、強いバスケの確立を目指す」とし、これまでとはひと味違う「強いロボッツ」の姿を見せることを力強く語りました。特に強化しているディフェンス面では、練習やミーティングに多くの時間を割き、ポジショニングの数十センチのずれも妥協せずに修正するなど、細部まで精度を追求していることを明かしました。

また、注目を集める大型補強については、期待を超える編成ができたと手応えを示すとともに、新戦力の活躍にも期待を寄せました。

一方、主力選手が国際試合の代表としてチームを離れる期間があることにも触れました。シーズンを通して固定メンバーで戦うことは難しいものの、選手一人ひとりが新たな役割を見つける機会でもあると、前向きな見解を示します。新加入選手とのコンビネーションも磨いていきたいとの言葉に、新チームへの期待がますます高まります。

今シーズンの目標には、知事との会談でも挙がった「茨城県の誇りとなるチーム」を掲げました。勝利数はあえて目標に掲げず、1試合1試合の勝利を積み重ねることがチャンピオンシップやファイナル進出への道につながるという「1勝を大切にする姿勢」を示すとともに、活躍する姿を見せることで地域に愛されるチームを目指すと、力強い言葉で会見を締めくくりました。

注目のホーム開幕戦は9月25日(金)、三遠ネオフェニックスをアダストリアみとアリーナに迎えて行われます。

川﨑篤之社長
川﨑篤之社長
落慶久GM
落慶久GM

新たなステージ「B.LEAGUE PREMIER(Bプレミア)」の見どころ

2026年9月、国内最高峰の「B.LEAGUE PREMIER(Bプレミア)」が開幕します。初年度は東西2地区の26クラブが参加し、茨城ロボッツも新たな舞台に挑みます。
Bプレミアは、従来のB1を改称するだけではありません。リーグの仕組みも選手制度も、アリーナでの観戦体験も大きく変わります。

Bプレミア
©B.LEAGUE
競技成績による自動昇降格が廃止に

最も根本的な変更が、競技成績による自動昇降格の廃止です。勝敗で上下のカテゴリーを行き来する仕組みがなくなり、代わりにアリーナ・売上・入場者数といった経営面のライセンス基準を満たすことが、Bプレミアに在籍し続ける条件になりました。
クラブは目先の残留に追われず、中長期を見据えた選手育成やチーム強化に取り組めるようになります。一方で、基準を維持できなければ在籍できないという緊張感も残ります。

外国籍選手の起用が自由に

競技面での大きな変更が、外国籍選手の同時出場人数を制限しない「オンザコートフリー」です。登録した3名を同時に起用でき、帰化選手やアジア特別枠を加えれば4人が並ぶ布陣も可能になりました。試合の強度と戦術性は確実に高まります。
ロボッツはこの変化に正面から対応しました。ティム・ソアレス、フィン・ディレイニー、4年連続でファイナルの舞台に立ってきたヴィック・ロー、アジア特別枠のレイ・パークスジュニア。さらに日本代表経験を持つ吉井裕鷹と渡邉飛勇を加え、新加入選手は8名にのぼります。
指揮を執るのは、前季アソシエイトヘッドコーチとして長崎ヴェルカの初優勝に貢献したポール・ヘナレヘッドコーチ。掲げるのは、激しく守って速く攻めるバスケットです。相手に応じてどの5人を並べるのか、その采配が見どころになります。

ドラフトとサラリーキャップがスタート

クラブ間の戦力差を抑えるサラリーキャップと、若手選手を対象とするドラフトも導入されました。ロボッツは第1回ドラフトで赤間賢人を1巡目2位で指名しています。実績ある新戦力と若手、既存選手がどう融合するかも注目点です。

アリーナでの体験が進化

ホームアリーナとなる「アダストリアみとアリーナ」は、Bプレミアの基準に対応するため改修されました。バスケットボール開催時の観客席数は5,031席。スイートラウンジの新設や大型ビジョンの導入など、演出と快適さの両面が強化されています。
2026-27シーズンは、ホーム30試合のうち28試合を水戸、2試合を日立で開催します。平日開催も増えるため、仕事帰りに足を運べる機会も広がります。

水戸でファイナルを見る未来も

年間王者を決めるファイナルは、これまでの一か所開催から、両クラブの本拠地を行き来する3戦先勝(最大5試合)のホーム&アウェー方式に変わりました。ロボッツが勝ち進めば、水戸で年間王者を懸けた試合が実現する可能性があります。
ホーム開幕戦は9月25日(金)、アダストリアみとアリーナで三遠ネオフェニックスと対戦します。新しいルール、新しいチーム、新しい観戦環境がそろうBプレミア初年度。バスケットボールを見たことがない人にとっても、絶好の機会になりそうです。


Bプレミア参加26クラブ
東地区

レバンガ北海道、仙台89ERS、秋田ノーザンハピネッツ、茨城ロボッツ、宇都宮ブレックス、群馬クレインサンダーズ、アルティーリ千葉、千葉ジェッツ、アルバルク東京、東京サンロッカーズ、川崎ブレイブサンダース、横浜ビー・コルセアーズ、富山グラウジーズ

西地区

信州ブレイブウォリアーズ、三遠ネオフェニックス、シーホース三河、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ、滋賀レイクス、京都ハンナリーズ、大阪エヴェッサ、神戸ストークス、島根スサノオマジック、広島ドラゴンフライズ、佐賀バルーナーズ、長崎ヴェルカ、琉球ゴールデンキングス

「2026-27シーズン B.PREMIER」茨城ロボッツ試合日程

 

関連リンク

茨城ロボッツ情報
茨城ロボッツ公式サイト

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